〒979-1111 福島県双葉郡富岡町 小浜反町36番地1
富岡町でのワインづくりは2016年3月にスタートしました。その時、原発被災を受けた富岡町内は無人でした。避難先方々から駆けつける仲間達。そこで感じる重なるワインを通じた夢。この地でワインに対する思いは、ゼロからの地域づくりの一環であり、次の時代への贈り物でもあります。
今関わっている仲間は主役になりません。次の世代、そして次の次の世代が主役になる、そのような長い時間を掛けて育てる地域資源です。ワインの活動を通じて、多くのことを学んでいます。
一人でも多くの方に取り組みを知って、体験していただき、手作り感のあるワインづくり、地域づくりの時間を共有できればと思います。
とみおかワイナリー 代表
遠藤 秀文
富岡駅からワイナリーに向かって、線路を渡るとワイナリーの顔として皆さんをお迎えする屋根付き施設となります。
15mの津波の衝撃を受けたがその力にも負けずにしっかり残ったけやき。また、震災後の河川改修で一度は伐採される計画であったが関係機関との協議を重ね12本中5本だけ中洲と共に残ることになりました。
富岡駅東エリアで大津波に耐えて唯一残った建物。耐え抜いた力を未来に繋いで欲しいという思いから希望の蔵と名付けました。
潮風を浴びて育つ自社圃場のワイン用ぶどうから、富岡町のテロワールを最大限に表現したワイン醸造を行います。※ワイナリーツアー時のみ見学可
とみおかのワインを入手できるのはここだけ。オリジナルグッズやワインに合う食品もございます。試飲もございますので、お気軽にお立ち寄りください。~営業時間(定休日:火・水)~10:00~17:00
ワイナリー周辺に広がるぶどう畑を一望できる景観と、常磐もの・地物野菜、そしてとみおかのワインのマリアージュを是非お楽しみください。団体でのご予約も受け付けております。~営業時間(定休日:火・水)~ ランチ 11:00~14:30 LO13:30 ディナー18:00~21:00 LO20:00 (金・土のみ営業)ㅤ ※月・木・日におけるディナーのご利用は10名様以上より受け付けます。(要問合せ)
ワイナリーの前に広がる「ワインガーデン」にて楽しめる軽食を提供しております。
〜営業時間(土・日・祝のみ営業)〜
10:00~16:00
【先義後利】 中国の儒学・荀子(じゅんし)に登場する「義を先にして利を後にするものは栄える」の意味。すなわち、利益よりも、まずは人としての道義・義理を最優先にしていれば、利益は後からついてくる。
【不易流行】松尾芭蕉の理念:変わることのないものと、変化し続けるもの伝統的な本質を踏まえながら、時代の変化に応じて新しい事業分野や手法などを取り入れていくこと。
【良樹細根】良い人材・良い技術・良い企業を育てるには、細く、深く根をはる農業や樹木に学ぶことが多い。
ワインづくりと人づくりを通じて、地域の品格とマリアージュの進化を追求し、子孫が誇れるテロワールづくりに貢献します。
とみおかワイナリーのロゴマークには、富岡町が乗り越えてきた歴史が刻まれています。
デザインに採用された「蔵」は、3.11東日本大震災の折にも奇跡的に大津波で流されることがなかった私たちの「蔵」であり、揺るがない意志と安定のシンボルでもあります私たちは、これを「希望の蔵」と名付けました。
とみおかワイナリーのブランドグッズには、「希望の蔵」と共に大津波に耐えた“奇跡の欅(ケヤキ)”のグラフィックが使用されています。
ケヤキの花言葉は「幸運」「長寿」「健康」などですが、ケヤキはニレ科の広葉樹で、樹木の中でも長寿なことから、このような花言葉が付けられたと考えられており、これは、とみおかワイナリーの幸福が続くこと、地域社会の発展と後世への願いを象徴しています。
とみおかワイナリーのラベルには、日本古来から親しまれている「波紋」が使用されています。これは、私たちのワインが富岡産のものであり、そして葡萄は太平洋沿いの環境で逞しく、潮風を受けながら健やかに育っていることを示しています。
波紋は、物事が影響を及ぼし、段々に広まっていくという意味、また、未来永劫に平穏な生活が続いていくようにという願いが込められた、日本古来から伝わる縁起の良い紋様の代表でもあります。